HuPEX®が用いられた論文が、 国際学術誌『Frontiers in Immunology』に掲載されました。
本論文では、HuPEX®を使用して認知症患者と健常者の間でプロテオームワイドに自己抗体スクリーニングを行っています。アルツハイマー病(AD)、レビー小体型認知症(DLB)、および認知機能正常な個人(CNI)の血清サンプルを分析した結果、ADおよびDLB患者において合計229の自己抗体レベルの上昇が確認されました。さらに、AI解析により患者群を効果的に区別することができました。遺伝子オントロジー解析により、ADにおける神経活性リガンド/受容体、およびDLBにおける脂質代謝タンパク質を標的とする自己抗体が明らかになりました。
本研究は、認知症の非侵襲的診断法や新たなバイオマーカーの発見に貢献するものであり、個別化医療や神経免疫学の進展、AI活用の医療応用にも寄与されれば幸いです。
📖 詳細は論文をご覧ください!
▶ doi: 10.3389/fimmu.2025.1537659
https://www.frontiersin.org/journals/immunology/articles/10.3389/fimmu.2025.1537659/abstract
Title: Artificial intelligence and omics-based autoantibody profiling in dementia
Authors: Kazuki Mitsuru Matsuda, Yumi Kameyama, Kazuhiro Iwadoh,
Masashi Miyawaki, Mitsutaka Yakabe, Masaki Ishii, Sumito Ogawa,
Masahiro Akishita, Shinichi Sato and Ayumi Yoshizaki
Journal: Frontiers in Immunology (IF: 5.7)
Type: Original Research