シェーグレン症候群関連抗体検出セット(研究検査)
シェーグレン症候群(Sjögren’s Syndrome: SS)とは、涙や唾液を作っている臓器を中心に炎症を起こす全身性の自己免疫疾患です。病気の原因は不明ですが40-60歳台の女性に発症しやすいことが知られています。
主な症状としては、目の乾燥、口腔乾燥、膣乾燥があげられます。約45%の方が乾燥症状主体で悩まされますが、それ以外にも約50%の方には全身性に何らかの臓器病変(全身倦怠感・関節痛・皮疹・光線過敏症・間質性肺炎・神経障害・腎障害・筋症状・血液検査異常など)を生じることがあります。そして一部(約5%)の方には、悪性リンパ腫や原発性マクログロブリン血症といった血液疾患の合併を認めます。
※引用元:日本リウマチ学会
本検査では、研究検査A-Cube®と同じタンパク質アレイ技術を採用し、26種類の抗体を一度に検査することが可能です。

●:保険診療でも個別に検出が可能
▲:保険診療ではミクスチャーで検出が可能

抗ZSCAN1抗体/抗Nax抗体
ROHHAD症候群は、突然の肥満、下垂体機能不全、呼吸不全、自律神経系異常、神経腫瘍などを特徴とする希少疾患です。現在のところ日本では「小児慢性特定疾病」や「指定難病」として指定されていません。しかし死亡率が高いため、致死的疾患として認識する必要があると論文報告されています。
この検査は、主にROHHAD症候群(Rapid-Onset Obesity with Hypothalamic dysfunction, Hypoventilation, Autonomic Dysregulation, and Neural Tumor)に関連する自己抗体(抗ZSCAN1抗体と抗NAX抗体)をELISA法で検出します。
なお本検査は研究検査であり、診断の用に供することはできません。
タンパク質販売
タンパク質アレイに搭載されている「ヒト抗原タンパク質」について購入を希望されるお客様の為に、弊社ではタンパク質販売も実施しております。
販売の形態はいくつかございますので、お問い合わせください。
- ① コムギ無細胞系で合成したタンパク質(未精製)
- ② 複数同時合成タンパク質(未精製)の販売(10mix, 100mix, 1000mixなど)
