タンパク質アレイの特徴
製造から解析まで非乾燥状態を維持 (Wet Protein Array技術=WPA)
当社は独自開発技術により、タンパク質アレイの製造から検体アッセイまでの一連の作業を、常時非乾燥で実施する事に成功しております。これにより、抗原タンパク質の高次構造が、乾燥によって変性されてしまうリスクを極限まで低下させました。
その結果、より生体内に近い状態でのアッセイ(抗原抗体反応)を実現しました。弊社の解析サービスはWPAアレイを使用することで、他社の追随を許さない高い生体内の免疫反応を再現しております。

搭載抗原量の均一化による、見逃しのないスクリーニング
抗原となるヒトタンパク質の合成は、コムギ胚芽無細胞タンパク質合成系によって行われます。
無細胞合成系は、宿主細胞への毒性などによる発現量への影響を考慮する必要がなく、高い合成量を実現できる方法です。当社独自の方法によって合成されたタンパク質は、全タンパク質の84%が10倍以内の量比に収まっています。
生細胞を用いたタンパク質発現系では、最も発現量の少ないタンパク質と多いタンパク質の間では、タンパク質存在量に100万倍の違いがあると言われていますので、極めて高い均一性といえます。
これにより生細胞を使った検出系では見逃されがちな低発現量のタンパク質に対する自己抗体も、見逃すことなく検出できます。
