HuPEX ®を使用した論文が、免疫学分野の国際的な学術雑誌 “Immunology Letters” に掲載されました。
本論文では、細胞へのビタミンB12の取り込みを行うトランスコバラミン受容体(CD320)に結合する抗CD320自己抗体に注目し、「抗CD320関連症候群」という新たな疾患概念を提唱しています。抗CD320自己抗体はビタミンB12の取り込み障害を引き起こし、自己免疫性の中枢神経障害や皮膚動脈炎などを引き起こします。このような疾患において、高用量ビタミンB12補給が有効な治療戦略になることも確認されました。
詳細は論文をご覧ください。
Unveiling the hidden syndrome: The enigma of anti-transcobalamin receptor autoantibodies
Kazuki Mitsuru Matsuda, Hirohito Kotani, Shinichi Sato and Ayumi Yoshizaki
Journal: Immunology Letters (IF: 3.3)