プロテオブリッジ株式会社(所在地:東京都江東区、代表取締役:熊谷 亮)が提供する研究検査「A-Cube®」は、東京都が主催する令和6年度東京都ベンチャー技術大賞において、「東京都ベンチャー技術大賞 特別賞」を受賞しました。
「ベンチャー技術大賞 表彰式」の (右から小池百合子東京都知事、代表取締役 熊谷 亮)
■展示ブースの様子
■東京都ベンチャー技術大賞について
東京都ベンチャー技術大賞は、中小企業の製品・技術、サービスの開発や販路開拓を促進し、その優れた製品・技術、サービスを国内外に発信することを目的とした、東京都主催のコンペティションです。5つの審査基準「新規性・創造性」「技術的完成度」「独自性」「市場性」「成長性」において、総合的に優れた企業を表彰します。受賞企業は、「産業交流展2024」において表彰式を行い、東京都知事より表彰状の贈呈が行われます。
特設サイト https://venture-award.metro.tokyo.lg.jp/news/1746/
表彰日:2024年11月21日(木)
主催:東京都
■ 「研究検査A-Cube®」について
「研究検査A-Cube®」は、膠原病(強皮症/筋炎など)の血液検査です。
本検査は保険検査20種類を含む67種類の自己抗体を測定し、10営業日以内に結果を報告することで、従来は診断確定に3か月以上かかっていた症例の早期診断を可能にする世界初のサービスです。強皮症と筋炎は、発症から半年で命を落とすケースもあることから、早期治療が重要です。しかし自己抗体が判明しないことが一因となり、診断が確定しないケースも多く、早期治療開始の妨げとなっていました。この問題を解消して欲しいという臨床現場の願いからA-Cube®は誕生しました。
ローンチから3年が経過し、現在では特定機能病院の85%を含む、330以上の医療機関様にご活用いただいています。(2024年11月22日現在)
A-Cube®技術は他の膠原病検査にも応用可能で、指定難病の一つであるシェーグレン症候群の検査セットを近日上市予定です。また来年には米国市場への進出を計画。加えて人間ドック市場にも参入し、国民の健康増進に寄与して参ります。
詳細はWebサイトをご覧ください。
https://proteo-bridge.co.jp/
■ プロテオブリッジ株式会社について
当社は取締役副社長の五島直樹が、国立研究開発法人産業技術総合研究所で開発した特許およびノウハウの独占的実施許諾を受けて2018年に設立された産総研技術移転ベンチャーです。現在は産総研臨海副都心研究センターにオフィス、ウェットラボを賃貸し、A-Cube®事業、HuPEX®事業、共同研究(東大病院、鹿児島大学、北海道大学、京都大学)を実施しております。
本技術は20 年間の国家プロジェクト(JST、NEDO、AMED、産総研)を経て開発されており、京大CiRA 細胞研究所の山中伸弥教授のiPS 細胞技術開発にも貢献しました。当社の代表製品「HUPEX®網羅型タンパク質アレイ」は、基板上に、非乾燥の標準的ヒトタンパク質を、1.35万種類搭載したものです。このアレイの機能を一言で表せば、「ヒトの代替」です。これを①病理解明ツール、②診断補助ツールとして医療機関、製薬企業向けに提供し、複数のバイオマーカーの発見に繋がり、好評を頂いております。
【会社概要】
社名:プロテオブリッジ株式会社
代表者:代表取締役 熊谷 亮
設立:2018年1月
資本金:50,000,000円
事業:A-Cube®事業、HuPEX®事業、データベース事業、その他インビトロプロテオームを活用した事業
本社:東京都江東区青海2-4-7
国立研究開発法人 産業技術総合研究所 臨海センター別館5108号
URL:https://proteo-bridge.co.jp/